パントテン酸の不足による症状

パントテン酸というのは、幅広い食品に含まれている栄養素であり、腸内細菌の働きで体内でも生成可能な成分なので、不足することはほとんどありません。

パントテン酸が不足するということは、他のビタミンも相当不足していることが懸念されるので、症状としては、ビタミン欠乏症とよく似た症状が出てきます。

パントテン酸は、様々な体の機能に関係しているので、不足すると、体の成長が止まったり体重が減ったりします。

また、副腎機能が低下するので、副腎皮質ホルモンが減少します。

ストレスの抵抗力も減少するので、イライラしやすくなります。

不眠症や倦怠感、低血糖などを引き起こしやすくなり、末梢神経にも障害が現れる可能性があります。

パントテン酸が不足すると、手足の麻痺や足の灼熱感、しびれ、蟻走感などが起こり得ます。

パントテン酸は、ビタミンCの補助の役割もあるので、コラーゲン不足となり、症状として、皮膚炎や髪のツヤの喪失、脱毛などを引き起こす危険性があります。

コレステロールのバランスも崩れやすくなるので、悪玉コレステロールが増えます。

そうなると血行にも影響が出てきます。